【WW壊獣カグヤ】について考えてみる

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 宮城の大会で優勝したデッキ【WW壊獣カグヤ】についての考察

 

 

デッキレシピ↓のリンクから

 第6回JGP 宮城 in シーガル泉バイパス店 1位

 

 

メインギミックは【壊獣】で邪魔なモンスターを除去して、《妖精伝姫-カグヤ》の効果で壊獣をバウンスで回収というものだと思われる。

壊獣の使い回しとなるため相手にすると非常にやっかいだろう。

 

この使い方をすれば、自ずと手札に壊獣が溜まる。

打点の高い《壊星壊獣ジズキエル》と《雷撃壊獣サンダー・ザ・キング》の2種があることから、自分のフィールドに特殊召喚し、アタッカーとしての運用も視野に入っているようだ。

 

問題は《妖精伝姫-カグヤ》の(2)効果を無効にされることだろう。

知らないという方のためにも↓に《妖精伝姫-カグヤ》の効果を記載する。

 

《妖精伝姫-カグヤ》
効果モンスター
星4/光属性/魔法使い族/攻1850/守1000
(1):このカードが召喚に成功した時に発動できる。 デッキから攻撃力1850の魔法使い族モンスター1体を手札に加える。
(2):1ターンに1度、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。 相手はそのモンスターの同名カード1枚を 自身のデッキ・エクストラデッキから墓地へ送ってこの効果を無効にできる。 墓地へ送らなかった場合、このカードと対象のモンスターを持ち主の手札に戻す。 この効果は相手ターンでも発動できる。

 

ご覧の通り、(2)の効果は

「相手はそのモンスターの同名カード1枚を自身のデッキ・エクストラデッキから墓地へ送ってこの効果を無効にできる。」

という一文により、効果不発のという可能性を孕んでいる。

一応相手デッキ中の壊獣を減らせるというのはメリットではあるが、このデッキでは6種類の壊獣を採用し、なおかつメジャーどころの《海亀壊獣ガメシエル》が1枚と、枚数が抑えられているので基本的にはバウンスしたいという意思がうかがえる。

 

《怪粉壊獣ガダーラ》が3積みされているのは、風属性のためアイスベル、グラスベルの特殊召喚制限下でも使えるからだろう。

 《粘糸壊獣クモグス》は《ミセス・レディエント》での回収をワンチャン狙っての採用だと思われる。

 

【WW】とシナジーがあるのも面白いところだ。

召喚権を使わないので《妖精伝姫-カグヤ》に召喚権を裂きたいこのデッキとの相性の良さは言わずもがな。

それに加えて《妖精伝姫-カグヤ》のバウンス効果でフィールドが空くことが多いのが容易に想像でき、《WW-アイス・ベル》のSS条件を満たしやすいのが分かる。

 

そして、《WW-アイス・ベル》から飛んでくる《クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン》には、レベル5以上のモンスターとの戦闘時にそのモンスターの攻撃力分の攻撃力を上げる効果がある。

そのため、《妖精伝姫-カグヤ》でバウンス出来なかった壊獣の処理という役割を持たせられ、かみ合いが非常に良い。

 

 

《スケープ・ゴート》と《BF-朧影のゴウフウ》はリンク召喚用の札だろう。

攻守0のトークンでもリンク召喚することで打点を持たせられるので、火力の底上げを狙っていると思われる。

また、《スケープ・ゴート》は防御札としても使いそうだ。

 

 

かなりの枠が余ったようで手札誘発は8枚も採用されている。(うらら・うさぎ3ずつ。増G2)

 しかし、同時に《マクロコスモス》が3積みにされているので、使いにくいのでは?と思わざるを得ない。

なぜならマクロ下では、「墓地へ送って発動」となるうさぎ及び増Gが使えないからだ。(手札から捨てて、のうららは問題なく使える。)

《マクロコスモス》が【恐竜真竜】の対策になるが、死に札を自分で作るのはどうなのだろうか?

もしかするとあえて《コズミック・サイクロン》の的として、1000ライフ払うことを強要する節があるかもしれない。

  


まとめ

正直、毎ターンのように壊獣で踏みつぶしては即帰っていき、ふとクリスタルが飛んでくるデッキとか相手にしたくない。

 

次の制限改訂で【WW】が規制されなければ7月以降の環境でも活躍できそうなポテンシャルを持ったデッキだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

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