「サーキット・ブレイク」に収録される通常罠《拮抗勝負》についての考察。
まずは効果を確認。
通常罠
自分フィールドにカードが存在しない場合、
このカードの発動は手札からでもできる。
(1):相手フィールドのカードが自分フィールドのカードより多い場合、
自分・相手のバトルフェイズ終了時に発動できる。
自分フィールドのカードと同じ数になるように、
相手は自身のフィールドのカードを選んで裏側表示で除外しなければならない。
(1)の効果は、自分フィールドのカードの数と同じになるようにカードを相手に裏側表示で除外させる効果。
発動できるタイミングは、バトルフェイズ終了時のみだ。
裏側表示で除外を強要する効果であり、ほぼすべての耐性を突破することが可能だ。
そのうえ、除外されたカードの再利用もほぼ防げる。
注意したいのは、普通に発動した場合、このカード自体が自分フィールド存在しているということだ。
これはつまり、最低でも相手のカードは1枚残ってしまうことになる。
除外するカードは相手が選ぶので、このカードを発動した時点で不要なカードを除外されるだけで終わってしまう場合も十分にありうるだろう。
また、「攻撃反応罠は仕事しない」と言われる昨今で、セットして相手のターンに発動を狙うのは厳しいはずだ。
この事から基本的には、手札からの発動をするべきだと考える。
手札からの発動条件は、自分フィールドにカードが存在しない場合。(1)の効果との相性は非常に良い。
バトルフェイズ終了時になる前にライフポイントが0になる事も十分あり得るので、防御の札も併用したいところだ。
バトルフェイズを強制終了させる《速攻のかかし》《超電磁タートル》を使えば、比較的簡単に条件を満たせるだろう。
自分ターンで使用する際に覚えておきたいのは、自分フィールドにモンスターがいなくてもバトルフェイズに入ること自体は可能と言うこと。
なので、フィールドのカードがない状況で自分のターンのバトルフェイズに入って、その終了時に発動する事もできる。
《フォッシル・ダイナ パキケファロ》や「結界像」などの封殺モンスターに対しての解答にもなるだろう。
だが、除去した後に攻め込むことはできないのは注意したい。